WIT 春のお便り ~インパクトレポート、団体名変更、メンバー募集のお知らせ

いつもありがとうございます、一般社団法人WIT(旧WIA)の山本未生です。
北半球の北の方では春が訪れ、陽の光が歩みを招いてくれるような季節になりました。

WITからの春のお便りは、インパクトレポートに纏わるお話、
弊団体の名称変更―World in AsiaからWorld in Tohokuへのご報告、
メンバー募集のお知らせをお届けいたします。

Impact Report top image

■□ 目次 □■
1.World in AsiaからWorld in Tohokuへ
2.インパクトレポート Worldness Effect
3.メンバー募集(WITフレンズ、アンバサダー、パートナー、フェロー)

■□ 1.World in AsiaからWorld in Tohokuへ □■

3年前の3月11日をきっかけに始まった、WIA。
3年後の2014年3月、名称を WIT(World in Tohoku) へ変更いたしました。

これまで行ってきた東北の社会起業家支援を、引き続き山本未生がリードし、
同時に、WIAがもっていたアジア事業は
WIA Labとして分割し、加藤轍生がリードしていきます。

東北から生まれてきたソーシャルイノベーションが育って、
よりオープンで力強く しなやかな市民社会が生まれ、
そのモデルをもって世界へ恩返しをしていくのは、まさにこれから。
その実現へ向けて、WITという名前で、社会を変えるJourney、つづけていきます。 
こちらの投稿もご覧ください)

■□ 2.インパクトレポート Worldness Effect □■

WIT(旧WIA)の2012-2013年の活動に関するレポートができました!
こちらからぜひご覧になっていただき、皆さまからフィードバックをいただければ、
今後の活動や次のレポートに役立てられますので、とてもうれしいです!
 
このレポートでお伝えしたい点を三つ。

一つ目はWhy ― なぜWIT、そして私がそもそもこの活動をしているか。
団体設立のきっかけは東北の震災であったけれども、
原体験は私の小学生時代に遡ります。
この原体験やWITの目指す世界についてのストーリーを
2~4ページと、「A World that WIA Dreams…」で始まる5、12、15ページで
お伝えしています。

そしてWhat ― 各投資先が何を生み出しているのか。
受益者や社会に対して、本来もたらしたい変化を生み出せているか。
変化の質を維持しつつも、より効率の良い方法で行うことを目指せているか。

全投資先共通の指標として、WITでは、受益者数を追っていますが、
その受益者に起こしたい変化はケースバイケースです。
また、社会起業家が生み出そうとしているインパクトは長期的持続的な社会変化であり、
すぐに全ての結果が測れるわけではありません。
また受益者にもたらされる変化は、単独の団体の活動(介入)のおかげではなく、
複数の要素が複雑に絡み合っています。

このようにインパクトを測ることは簡単なことではありませんが、
それでも、どんな資源を使って(インプット)、
どういう手法で変化を起そうとしており(インパクトモデル)、
そのアウトプット、インパクトがどのような数値や定性的変化に現れてくるのかを、
丁寧に定量的・定性的に普段からみていくことは、非常に大事です。
そう考え、WITでは投資先毎の特徴を捉えてカスタマイズした測定指標を設定し、
可能な場合は公けの統計データと比較するようにしました。
詳しくはインパクトレポートの6~18ページをご覧ください。
今後とも各投資先と、どの指標を追っていくべきか・いけるかを
柔軟に検討し続けていきます。
またWITでは、時系列を追って、異なる介入の効果を比較していくためにも、
標準化されたデータを揃えることは重要だと考えており、
そのための発信・意見交換等も行っていきたいと思います。

最後にHow ― 私たちはどのように社会変革を生み出しているか、です。
WITは投資先への支援を単独で行うのではなく、
多様なステークホルダーと連携していくことが、
社会変革を加速させ広い範囲で起こすことに役立つと考えています。
(Collective Impact という考え方があります)
この為、パートナーシップの構築支援数や資金調達支援額という指標も追っています。
詳しくは、レポートの1、2ページのWorldness Effect、と17、18ページをご覧ください。
今後とも、共に社会を変えていく仲間に多く出会えますことを願っています。

■□ 3.メンバー募集 ―未来志向の社会起業家支援、はじめませんか? □■

WITでは、私たちの活動に参画してくださる方々を募っています。
私たちの活動は、財務面では、Give2Asia, JCIE, ニューヨークのJapan Societyといった団体や
心ある方々のご支援のおかげで成り立っております。
月1,000円のサポートをしていただいている方はWITフレンズ、
月3,000円のサポートをしていただいている方はWITアンバサダーとして、
私どものイベントへ割引・無料ご招待をさせていただきます。

フレンズは、社会に良い変化を一緒に起こしていく仲間、
アンバサダーは、良い変化をさらに広げ、つないでくださる仲間、
という意味を込めて、その名をつけました。

3月にフレンズ、アンバサダー、そして関心を持ってくださった方を
ご招待して行ったイベントの様子はこちらからご覧ください。

また、専門性やネットワークを生かして、起業家への
経営支援に参画してくださる方も募集しております。
関心を持っていただけます方はこちらからお問い合わせください。 

お読みいただきありがとうございました!今後ともよろしくお願い申し上げます。

山本未生 WIT代表理事

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